ぺぱらじ。

DJラッキー・チェンのペーパーラジオ

お葉書

 

 

私:

お葉書いただいております。

えーラジオネーム、ドイツ在住、あ、海外から、わざわざ聞いてくださってるんですね、ありがとうございます。えー、ドイツ在住、痛くて×2震えるのも痛い(25)さん男性からです。

DJラッキー、小早川先生、グーテンタークです。

 

小早川:

グーテンターク。

 

私:

海外組ですが、いつも楽しく、そして日本語のやりとりを懐かしく思いながら、聞いております。

 

小早川:

ダンケシェン。

 

私:

緊急事態なのですが、いわゆる、”ぎっくり腰”になってしまいました!動くと痛いのはもちろん、寝るときに横になるのも一苦労、くしゃみをしても痛い、トイレには這って行くような状態です。どうしたらいいでしょうか?!教えてください!助けてください!…とのことです。ラジオネームドイツ在住痛くて×2震えるのも痛い(25)さんからお葉書頂きました。

はい、ギックリ腰。

 

小早川:

ぎっくり腰ねえ。

 

私:

先生は、なったことは?

 

小早川:

あー、ありますね。あるある。

 

私:

私はまだ経験ないんですが、やっぱりつらいものなんでしょうね?

 

小早川:

そうね、ほんと。

僕の場合はね、ほんとに何の気なしに立ち上がろうとしたら、腰にうっすら変な感じがあったの。そのまま普通に過ごしてたら、30分、1時間経つうちにだんだん、だんだん痛んできてね。

 

私:

あ、バキッみたいな、すぐ痛みだすとかそういう感じじゃないんだ。

 

小早川:

うん、僕の場合はね、徐々につらくなってきて。

しばらくしたらもう、テーブルのちょっと向こうの皿とったり、横向いたりするのにもひと苦労だったね。

 

私:

あーそうなんですか。

 

小早川:

そう。トイレ這って行くって言ってるけど、本当にそうだったね。

這って行くというより、僕はねほら、まあきょうび大抵洋式トイレなんだけども、腰掛けるのがつらくってね。

 

私:

あら。

 

小早川:

そう。汚い話、拭けないのよ。おしりを。

 

私:

え?

 

小早川:

ちょっと腰浮かせてお尻拭くとか、できないわけよ。

 

私:

ぎっくり腰の時は、収録来ないでください。

 

小早川:

いや、拭いたよ。拭いた。どうにかね。

でもくしゃみをしても痛いっていうの、わかるなあ。

 

私:

もうとにかく、ちょっとした動作も響くわけですか、腰に。

 

小早川:

そうね、日常無理、みたいな感じだったね。

 

私:

ああ、失ってわかる、大切なものみたいな。

 

小早川:

そうそう。結婚して、本来なら幸せなものが普通になっちゃって、ね、いざ別れなんか切り出されると、ね。

 

私:

ああ、咳をしてもひとり、みたいな。

 

小早川:

くしゃみをしてもだけどもね。痛いしね。

 

私:

そうですか。

 

小早川:

僕はね、でもね、市販のコルセットをしてねその痛みをねなんとか乗り切ったね。だいたい1週間くらいで和らいだかなあ。

 

私:

こころのコルセット、あるといいんですけどね。

 

小早川:

…。

 

私:

そういえば、この方ドイツ在住っていうことですけど、ドイツ語ではなんていうんでしょうね?ギックリ腰。

 

小早川:

ギックリンゲンとか、ドイツ語っぽくないか?(笑い)

 

私:

はい。

…あ、さすが、ディレクターがさっそく調べてくれましたよ。

 

小早川:

さすが。

 

私:

えー、ヘックセン…スチュッス…?

 

小早川:

どれ…Hexenschuss…ヘクセンシュスかな?

 

私:

ほお、ヘクセンシュス。”魔女の一撃”っていう意味だそうです。

欧米ではそんな風に表現されるみたい。

 

小早川:

へえ。言い得て妙だねえ。

 

私:

確かにそうですね。

 

小早川:

ヘクセンシュス…。

 

私:

ヘクセンシュス。

 

小早川:

ヘッ!

…クセンシュス。

 

私:

はい?

 

小早川:

へ、へ、へ…

ヘッ!

…クセンシュス。

 

私:

はい?

 

小早川:

くしゃみみたいな名前だねえ、ヘクセンシュス。

 

私:

ヘックセン!シュス。

 

小早川:

ちがうちがう。

ヘッ!

…クセンシュス。

 

私:

ああ、うまい。

 

小早川:

これだとドイツに居たんでは、

ぎっくり腰の話するたびに痛むねえ。

 

私:

まあ、そうなりますねえ。

 

小早川:

ドイツはぎっくり腰の治療には向いてないね。

 

私:

では結論言っちゃうと、帰国したほうがいい、と。

 

小早川:

まあ、そうだね。治したいならね。

 

私:

はい。

えー、ドイツ在住、痛くて×2震えるのも痛い(25)さん、ぜひね、あんまりお辛いようでしたら、お近くのお医者さまなんかにかかって、できるだけご無理などなさらずお大事になさってくださいね。海外からはるばるお葉書いただきましてありがとうございました。CMです。